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Q.5 境界標

質問
境界標とはどんな材質で、どのポイントが境界なのでしょうか。

回答

境界は地番の境ですが、境そのものは目に見えません。そこで目に見えない境界を分かるようにするためには「目印」が必要です。境界標とはこの「目印」のことです。民法では特に材質や大きさ等の制約はありません。しかし、実務の面では、不動産登記規則(77条1項8号)にあるように、永続性のある石杭又は金属標その他これに類する標識が要求されています。
 この「永続性のある」とは材質の耐久性、埋設の堅固性を有するとも解されます。すなわち、容易に移動しない、しかも壊れにくい堅牢なものが求められています。
 境界標の指示点は十文字や斜め矢印等いろいろあります。一般的にはその指し示すポイントと解されますが、境界標が動いたり、特別の合意がある場合も考えられますので境界点をしっかりと見きわめる必要があります。