Q.32 登記簿面積と実測面積その1
- 質問
- このたび宅地を測量したところ、登記簿の面積より少ないことが分かりました。登記簿面積というのは常に正しいものだと思っておりましたが、なぜ違うのでしょうか。
回答
登記簿面積も近年になってつくられたもの(土地区画整理法、土地改良法、国土調査法等によるもの等)や土地分筆登記、土地地積更正登記等が行われたものは正しい面積を表示しています。
しかし、登記制度・土地台帳制度は古く、明治10年代、20年代に測量してつくられた土地台帳にその面積が書き込まれ、昭和35年の登記簿・土地台帳の一元化(それまでは登記簿は権利に関して、面積等の表示は土地台帳というふうに分離していた)後の登記簿に記載・移行していった経緯があります。
従って、明治時代の測量技術があまり進歩していなかったころに、算出された面積がそのまま現在の登記簿に反映している地域も決して少なくありません。
もちろん、面積が少ないのは、一概にそれだけとは限りません。例えば人為的に境界標を移動したことも考えられるでしょうし、分筆登記の際の単純な計算ミスもありうるからです。
しかし、登記制度・土地台帳制度は古く、明治10年代、20年代に測量してつくられた土地台帳にその面積が書き込まれ、昭和35年の登記簿・土地台帳の一元化(それまでは登記簿は権利に関して、面積等の表示は土地台帳というふうに分離していた)後の登記簿に記載・移行していった経緯があります。
従って、明治時代の測量技術があまり進歩していなかったころに、算出された面積がそのまま現在の登記簿に反映している地域も決して少なくありません。
もちろん、面積が少ないのは、一概にそれだけとは限りません。例えば人為的に境界標を移動したことも考えられるでしょうし、分筆登記の際の単純な計算ミスもありうるからです。
公嘱協会とは?