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支所だより ひより台地区17条地図作成作業
一筆地調査測量班からの報告

法第17条地図作製実行委員会 委員長 南 城 正 剛

ひより台地区17条地図作成作業は11月15日から9日間の縦覧が無事終了し、成果品の取りまとめの段階に入りました。ここまで来るには、暑い日や雨の中での約1000名の立会業務、雨天が続く中での一筆地測量など大変苦労したようですが、地域住民からの差し入れがあったり、測量のサポートをしてくれた調査士仲間との出会いなど、楽しいこともあったようです。
 今回は、境界立会から縦覧までの作業について、一筆地調査測量の各班から報告致します。

一筆地調査測量作業経過報告

一筆地調査測量B班 相 原 克 俊

 仙台市太白区ひより台地区において、土地家屋調査士が日常業務で利用する地図作製作業に一筆地調査測量班として参加しておりますので、現在までの経過の概略について以下に時系列に沿って報告したいと思います。
 私達は、本年4月から17条地図作製実行委員会からの募集に応じて一筆地調査測量班として作業を進めています。
 まず、実行委員会及び法務局による説明会終了後、各種準備作業として仙台市路政課や太白区役所などの関係部局から道路台帳の写しや土地境界確定図等を入手し、打合せを行いながら5月に太白区管理課他による事前立会を実施しました。市道の全路線を現地確認していただくのは日程的に不可能であるため、事前に調査した中で代表的な問題点や協議が必要な箇所を抽出して3日間にわたり実施しました。一筆地立会作業時はその協議内容を仙台市の見解として一筆地立会を進めました。
 これらの作業と同時に、法務局側と協議しながら一筆地立会作業日程・方法や亡失している境界標の埋設方法の確認や、調査図素図作成の作業を進めました。
 次に、6月から7月にかけて、班が法務局2名と一筆地調査測量班調査士2名+補助者を1班という編成で一筆地立会作業を行い無事に終了しました。なお、一筆地調査測量班は当初2班編成でしたが、実情を考慮して途中から4班編成になりました。 その際、なにぶんにも土日を除く連日の立会のため、私達だけでの立会は日程的に無理が生じることが予想されました。そこで事前に地図作成作業の趣旨を理解していただき賛同して下さった私達以外の土地家屋調査士の先生方にお願いし、立会のサポート隊としてご協力していただきました。 この、ご協力が無ければ、立会作業達成は非常に困難であったと思います。また、ひより台地区内のみならず、隣接する上野山、太白地区等のひより台地区外との境界についての立会も実施しました。  8月から9月には、立会結果を確認しながら補助基準点及び一筆地測量を実施しました。筆数が一班当り220筆強あること、一筆地間の高低差がかなりあること、背割部分の境界の視通が難しい箇所が多数あったこと等により観測には困難を極めました。各一筆地調査測量班が努力した結果ようやく観測を終了しました。
 その後、観測結果の確認・検討等を重ねました。また、その間に道路敷所有者の開発業者側及び仙台市関係部局との数度にわたり行われた協議内容に対しての対応や、一次立会時に未決定のひより台地区内外の二次・三次立会も行い、最終的に法務局による観測結果の検査も終了しました。
 10月末にはその観測結果をまとめて一筆図を作製し、調査図素図との照合を経た上で、ひより台地区内の土地所有者全員にその一筆図を同封して縦覧案内文を発送しました。縦覧期間は11月15日から11月23日の9日間です。
 以上が現在までの一筆地調査測量班としての作業内容の概略であり、筆界未定地ゼロを目標にこれから縦覧、異議申し立てへの対応や成果図面や書類の作成等の作業を行っていく予定になっています。

共に仕事をした仲間に感謝

一筆地調査測量C班 竹中喜一郎

 今年春からひより台地区17条地図作成業務に携わって来ました。
 6月の現地立会いは梅雨時期で雨の中の現場を走り回り、また大変暑い日もありました。
 問題点もなく無事に終わり、一筆地測量は普段の測量とは違い擁壁や構造物・測量面積の広さ高低差など難関の多い測量でした。辺長1cm以内という制限もあり、何度も再測しました。また、測量中ひより台の方々より差し入れ等もあり快く仕事が出来たと思います。
 現地にはサポ-ト隊・補助者含め、測量・立会いに参加しましたが意見の食い違いなども見られず、問題点に関してはみんな同意見で仕事が進んだ様に思います。
 今までは事務所単独での仕事が主でしたが、調査士合同という事で初めは不安もありましたが、多くの方々と出会い様々な経験をした仕事だったと思います。最近ではどの法務局へ行っても『ひより台ではお世話になりました。』との声もあり法務局で快く仕事が出来るようになりました。
 これからも調査士の方々や登記官の方々と色々な所で会うと思いますが、ひより台での業務を忘れず、共に仕事してきた仲間としてこれからも宜しくお願いします。
 お疲れ様でした。

地権者1000名の立会準備

一筆地調査測量A班 白 子 正 昭

 この業務に関わり早や半年が過ぎようとしています。その中でも特に印象に残っていることは、『境界立会いの準備計画と作業』です。
 多数の土地所有者(約1000名)の方について、短期間(約1ヶ月)に滞りなく境界立会いを実施できるのかどうか懸念されました。
 土地境界立会いの実施方法については計画機関と幾度も会議を行った結果、下記のことが要点として挙げられました。
 1、業務受託が4月で立会い実施時期が6月上旬からと準備期間が短い
 2、土地所有者の把握(土地調査書の記載事項など)
 3、土地調査書の作成
 4、調査図素図の作成
 5、道路など長狭物の立会い時期
 6、1日1班の立会い筆数
 7、立会いを実施する班編成とそのスタッフ
これらについての対策と実施結果を報告いたします。
1、2、3項について
 短期間に大量のデータ処理をするためにマイクロソフト社のAccess2000を利用しました。土地調査書(別紙1参照)は、ひより台地区と外周を含めると約1000筆あり、手作業ですと大変な作業量です。Access2000を利用した結果、別紙1の右側一筆図形の記載ができ、大変効率良く業務ができました。
4項について
 ベースを何にするか悩みました。今回の地域は公図と現地の形状に大きく相違する部分があり公図は不適と判断しました。結局、現地の形状と整合性がある課税台帳の地図と道路敷地構成図を参考に作成しております。
 余談ですが、梅雨時期の現場で使用するため『雨に濡れても書ける』A3サイズのペーパーを使用しました。
5項について
 民地の一筆立会いに先行し5月下旬の3日間にわたり実施いたしました。特に道路構造物(雨水桝等)が民地に出ている部分等、特徴的なものをピックアップして管理者と立ち会いました。また、地区内の道路は全て市道認定を受けており、道路敷地構成図など明確な資料がありました。
6項について
 計画機関と実施機関が共同で作業する事となるので、各班の編成人数など要素が複雑でしたが、経験者の貴重な意見もあり原則『1日12筆』と決定されました。この単純な数字こそとても重要なことなのです。なぜなら、立会通知書1000通を同時期に発送し、日程を確定しているためです。
 変更は非常に困難で予定通り完了しなければとの思いがありました。
 作業計画も各班苦慮し、幾度も変更を重ね決定されました。まさに平成の地押調査とも思える作業であり、地形を考慮し、山の方から低い方へと考える班もありました。
 6月9日から立会を実施したところ、今回決めた『1日12筆』と班編成は、非常に良い結果だったと思います。
7項について 
 班編成について法務局2名、公嘱協会は、仙台支所社員でサポート隊を編成し、調査士2名と補助者1~2名の計5名ないし6名で実施しました。スケジュール表を作成し、短期集中に対応いたしました。
 立会い業務を終えて、住民説明会の効果、境界立会通知書の到着率の高さもあり、当日のキャンセルも少なく、第1回目の立会いは、大成功だったと思っています。

苦労したこと?

一筆地調査測量D班 藤 岡 尚 志

 6月の立会いに始まり、測量、作図が終了し、縦覧を迎えることとなりました。振り返ってみると色々なことがあったように思います。
 ひより台地区の団地は、山型になっており、隣接境界付近は段差が生じ、擁壁や間知ブロック等の構造物があります。立会いの際、隣の宅地へまわる場合、街区を半周しなければ行けないところもあり、杭やセメントをもって行くとき難儀した思いがあります。
 また立会通知を読まず、立会時に留守の方があり、何度か訪問しやっと主人にあったかと思うと酔っ払っている状況で話も出来ず、ただ機嫌をとって帰ったこともありました。そんな事など色々ありましたが、その分ひより台地区の方々とも話しが出来るようになり、親しみをもって現場へ伺うことが出来たと、終局に近づいた今、思っています。
 何といっても、苦労したことは、D班にて『高橋忠』大先生とご一緒出来た事かと思われます。(笑)  お疲れ様でした。