編集後記
広報部長 大山明政
創刊号では、仙台法務局長、宮城県知事からご挨拶を頂戴いたしましたが、このVOL.2からは市町村の首長からリレーにてご挨拶をいただこうと思いまして、仙台市長にご挨拶をお願いしたところ、快く引き受けていただきました。これで将来のVOL.78まで挨拶文の依頼先が決定し、一部開放された感じです。
この宮城公嘱ニュースは当協会の社員の皆様に対するニュースの提供等すなわち対内的広報のメディアとして、また社員の皆様の手を介して、国、県、市町村及びその出先機関等へのニュースの提供等対外的広報のメディアとしての二面的な性格を持っております。そうした基本的性格をご理解いただき、役員、社員の協力を得て、VOL.2の発刊にこぎつけました。本当にありがとうございました。
VOL.2の構成についてちょっと触れておきますと、塩竃支所長の塩竃市・多賀城市の狭隘道路に関する著述をメインに置き、仙台市・塩竃市・多賀城市で行われている狭隘道路の後退に関する事業を他の市町村への拡げてもらいたいという意識があります。次に古川支所長の小野田町における測量から登記までの著述をサブメインに置いて、同様他の市町村へ拡げてもらいたいという意識があります。我が宮城公嘱ニュースはこのように県内外の先駆的事業の概要・ノウハウを紹介させていただいております。今後もこのコンセプトを基本において、編集をしていく予定であります。
ところで話はがらりと変わりますが、編集者の特権というもので、この欄を利用して規制緩和について、ちょっとした私見を述べさせていただきます。
規制という概念に反対に位置するものに自由という概念があります。自由という概念を考察することにより”規制緩和”へのアプローチが容易になるものと考えられます。自由とは福沢諭吉がFreedomという英語に対して訳付けたものだそうです。自らを以って由とすることですが、英語を日本語にしたため日本人には理解されない皮膚感覚が付着しているのが忘れられています。どういうものかと言いますと、中学、高校時代を思い起こしていただくとfree という形容詞の通常の前置詞はfrom であり、freeの名詞形freedom にもfrom が内包されており、それは使われたときに前後の脈絡からfrom~の~を英米の人達は理解しているのです。日本人は自由をそのようには理解せずに何をしても良いというような理解が殆どのように感じられます。『自由イコール、オールフリー。』であると。
このことは、規制というものが、江戸時代からの”お上”、”法度”、”お達し”、等々封建的で日本人に理解され易い上位下達的概念であることにも起因する反射効果だと思われます。加えて自由は”善”、規制は”悪”といった短絡的勧善懲悪的判断がこの時代の風潮になって来ています。
土地家屋調査士を取り巻く環境において、自由を語ると次のように極論できます。まず、日本的自由とは”資格的”には『国民は誰でも、報酬を得て、不動産登記法に定める表示に関する調査、測量、登記申請等をすることが出来る。』となります。”経済的”には『土地家屋調査士の報酬は何らの規制を受けないで、依頼主が納得すれば自由である。』となります。これらは先ほども申し上げましたようにこの時代では、”善”であり、勧められるべきものなのです。逆に土地家屋調査士法等で規制された『土地家屋調査士のみが報酬を得て、不動産登記法に定める表示に関する調査、測量、登記申請等をすることが出来る。』『土地家屋調査士の報酬は主務大臣により適正なものと認可された報酬基準により規制されなければならない。』としたものは懲らしめられるべき(改正されるべき)”悪”とされているのです。しかし本当にこれらの善悪の判断が正しいことなのでしょうか。
このまま論を続けていくと何か非常にアグレッシブな方向へ展開して、自分でも収拾がつかない状態にもなりかねないので、尻切れトンボで誠に申し訳ありませんが、本日は皆様に命題として掲げるに留めさせていただきます。社員の皆様の怜悧な頭脳の中で各自その後の論を続けてください。
最後に今期から広報部もスタッフが増強されましたので、キャラクターにも触れながら紹介いたします。
新理事の松下隆好、石巻支所所属の理事で前回VOL.1では石巻市の公共物立会業務に関する力作を発表された怜悧な頭脳と明解な分析力を合わせ持つ新広報部の智恵袋で、彼の卓越した言語学的能力で美しい日本語で宮城公嘱ニュースをお届けすることができるものと思っております。
仙南の支所長の大久保繁次、体は細いが鋼(はがね)のようなしなやかさから、切れ味の鋭い論を展開、今回は”インターネット情報に関して”と表紙・裏表紙を担当しました。今回の表紙の写真のコンセプトを皆様も考えていみください。VOL.3でまたどのように展開するか楽しみにして下さい。
登米支所長の沼倉郁郎、顔はうっちゃん・なんちゃんのなんちゃんに瓜二つ、歌わせれば小林旭にそっくりと存在そのものが芸能人です。今回は東公連総会の取材を担当しました。緻密な構成力・適切な校正力は今までの広報部にはない新戦力と密かに期待をしております。
築館支所長・常務理事・副部長の伊藤博雄、顔は大介・花子の大介にそっくりでその存在感は当協会でも1・2位、鉈(なた)の切れ味『刃(やいば)で切るのではなく、勢いで叩き切る感じ』の好漢であり・傑物であります。鉈であるが、その論理性は他の追随を許さず、前回の公共性と随意契約の論理展開は謀協会理事長をして『当協会で引用させてください。』と言わしめたほどであります。今回も法定外公共物の件で充分にその能力を発揮してくれております。
私とこれら4名の計5名、当協会の誇るサムライが、”明日の協会”を模索し、頑張りたいと思っております。皆様からの投稿をお待ちしております。