表示登記新時代の幕開け
仙台法務局長 星 野 英 敏
宮城県公共嘱託登記土地家屋調査士協会並びに社員の皆様方には、平素から登記制度の円滑な運営に格別の御理解と御協力をいただいているところであり、この機会をお借りして厚く御礼申し上げます。とりわけ、本年度の登記所備付地図作成作業の実施に当たりましては、準備期間が極めて短かったにもかかわらず入札手続に応じていただき、その後の作業の実施に当たりましても献身的な御尽力をいただきました。
おかげさまで、本年度の作業も順調に進み、所期の成果をあげられるものと確信しております。
予算の状況につきましては、国の財政事情を背景に、来年度も極めて厳しい状況が続くものと思われますが、地図の整備は経済再生の基盤となるものでありますので、当局といたしましても、価値の高い実績を残すことによって、所要の予算を確保できるよう努力してまいります。
この点につきましても、引き続き貴協会並びに社員の皆様方の御協力をお願いいたします。
ところで、本年は、1月20日に筆界特定制度がスタートし、11月6日には本局不動産登記部門で登記情報システムと連動した地図情報システムが稼動いたしました。
いずれも、これで完成というものではなく、これから国民の期待を裏切らないように育て上げていかなければならないものですが、これらの新たな制度やシステムが動き始めたことにより、表示登記は新時代の幕を開けたことになります。
地図情報システムは、まだまだ改善を要する点が多い状況ですが、既に導入が進んでいるオンライン申請と相まって、登記所も、土地家屋調査士の皆様の仕事のやり方も大きく変えていくことになります。
当局といたしましても、より使いやすいものへと改善に全力を尽くしますが、まずは、専門家である皆様方がこれらの新しい制度やシステムについて理解を深められ、そのメリットを十分に引き出すよう積極的に活用することで、より良いものに育てていっていただきたいと思います。
特に、公共嘱託登記はオンライン申請になじみやすいものでありますので、まだ経験のない社員の皆様には、とにかく一度オンライン申請を経験してみて、改善のための御意見等をお寄せいただきたいと思います。
お願いばかりになってしまいましたが、貴協会のますますの御発展と社員の皆様方の御活躍、御健勝をお祈りし、表示登記新時代幕開けのごあいさつとさせていただきます。