GPSプロジェクトチーム実地研修成果報告
GPS-PT委員長 伊藤博雄
GPSプロジェクトチームの第1回実地研修会(スタティック測位)は、平成17年8月20日、21日の両日に築館支所管内のくりこま高原駅西口附近(栗原市)に於いて開催し、それに関する記事は前号に掲載させていただきました。
平成17年10月29日、30日には、気仙沼支所管内の名勝「岩井崎」附近に於いて第2回実地研修会を開催しました。
その後は、各支所が主体となった「登記基準点」設置作業へと移行し、平成17年12月14日には古川支所管内の「かっぱの湯」(色麻町)に於いて研修会を実施し、平成18年4月7日には仙台支所管内の「亘理町勤労青少年ホーム」に於いて研修会を実施しました。
スタティック測位による「登記基準点」設置作業の研修は、本号が発刊される6月末には全支所一巡となる予定です。
今後、登記基準点の設置数が益々多くなり成果は協会に蓄積されます。その成果はインターネットを介して社員の皆さんに公開する予定となっていますが、現在は検討中となっています。
とりあえず、これまでに行なわれた研修の成果として、「登記基準点配点図」及び「登記基準点成果表」を本誌面に掲載します。「点の記」などの資料の詳細については該当する支所へ問い合わせて下さい。
第2回実地研修会(於気仙沼支所)報告
GPS-PT副委員長 小松八郎
GPS-PT委 員 小山和志
GPS-PT委 員 小山和志
第2回目の実地研修会は気仙沼支所に於いて開催されることになりました。
直ちに支所社員並びに調査士会気仙沼支部会員の中から10名の「気仙沼GPS作業サポート隊」を編成しました。
まず、打合会を行い支所GPS担当者から、作業の概要を説明し、地域の選定、日程の調整をしました。
はじめに地域選定です。当地域は平坦な土地が少なく、山間地や海岸線、与点(電子基準点)の位置条件で、好条件の地域を選定するには大変苦労しました。
設置点数は、6点(1級3点、2級3点)と決めました。協会の研修日が、10月29日(土)、30日(日)なので、選点作業、埋設作業、1級点の観測解析作業を完了するため、急ぎ「サポート隊」のご協力を頂きました。
第2回実施研修会 気仙沼支所第1班
選定した地域は、気仙沼の風光明媚な観光地「岩井崎」、潮吹き岩、海水浴場、民宿等のある地域で、東側は全部太平洋です。(条件が良ければハワイも見えます。(^_^))
次に選点作業です。条件を検討した結果「登記基準点配点図」のとおりとしました。
埋標は公共用地(道路、公園)内に設置することになりました。アスファルト面等へは、基礎をコンクリート固めとしました。(当日は雨模様)
また一部は砂地軟弱地盤なので、基準点埋設、基礎養生の方法等は、サポート隊の中に土木施工管理技士の先生がおり、ご指導を頂き堅固な基準点を埋設することができました。
1級基準点の観測作業は、衛星の条件で18日と19日の2日に亘り2時間観測をしました。
サポート隊員は、マニュアルに従い、機械の設置、観測準備、データ記録の操作などを順当に行いました。
解析作業は観測現場の近くの公民館で行い無事に良好な成果を求めることができました。
さて、協会の研修当日です。2級観測は4セッション必要ですが、衛星条件から、前日1セッションを観測、研修会当日に3セッションの観測を行いました。
雨模様でしたが、GPS-PT伊藤委員長他皆様には、精力的に第1日目の研修日程を消化していただきました。
夜は、研修の続きです。宿は民宿でしたので、魚介類のご馳走でした。
第2日目は、解析作業です。これまでの1級点データ、2級点観測データ、を解析しまたまた良好な結果を得ることができました。
午後からは、今後の研修会日程の調整及び成果の統一と集積方法についての打合せを行ない、委員長、業務部長の挨拶の後に散会となりました。
本協会小松業務部長、GPS-PT伊藤委員長、各支所の先生方には、遠方にもかかわらず、多くご参加をいただきましたことに感謝申し上げます。
最後になりましたが、ヤシマ測器店八島専務、平井氏からご指導をいただきましたことに深く感謝申し上げます。
また、「サポート隊」を編成するについて、調査士会気仙沼支部の先生方には、多大なご協力を得ましたことについて、深く感謝申し上げます。
古川支所登記基準点設置報告
GPS-PT 委 員 常陸慶喜
委 員 薩日内邦彦
委 員 薩日内邦彦
古川支所研修会 於「かっぱの湯」
古川支所では加美郡色麻町役場附近に1級登記基準点3点、2級登記基準点3点を設置しました。
設置場所は色麻町の協力を得て、町有地及び町管理地に埋設し、平成17年12月2日に1級登記基準点観測、12月6日に2級登記基準点観測を行いました。(1級2セッション・2級4セッション)
解析の結果良好な成果を得て、12月14日に色麻町内の「かっぱの湯」において「GPS測量による登記基準点の設置」についての古川支所研修会を開催しました。
仙台支所登記基準点設置報告
GPS-PT 委 員 伊勢幹夫
委 員 松田貞義
委 員 大友辰弥
委 員 久光伸治
委 員 松田貞義
委 員 大友辰弥
委 員 久光伸治
平成18年4月7日(金)亘理町勤労青少年センターに於いて、社員約50名の参加を得てGPSによる観測体験及び1級登記基準点の解析作業を内容とする研修会を実施しました。
研修会の準備として2月初旬にGPSプロジェクトチーム委員 伊勢、松田、大友、久光の4名が作業概要、図上選点等について検討しました (1級を3点設置、2級を5点設置) 。
現地での選点作業は若干の移動はあったものの、ほぼ予定通りに選点できました。
GPSによる測量精度の確保の為には、電波障害による影響を除去することが重要であることから、観測点での全方位にわたる上空視界の確保を最優先とし、又電波発生源(送電線、携帯基地局等)との位置関係にも注意しました。トータルステーション等による後続作業も考慮し、なるべく基準点間の視通の確保に努力しましたが、最終的には3割弱の視通確保に終わったことが心残りでした。
続いての埋標作業ですが、歩道上の設置点は電動カッター等を用いてアスファルトを切断し、コンクリート杭に埋め込んだ金属標を埋設し、また、橋梁付近の設置点は堅固な既製コンクリートに直接設置しました。
数日後に観測作業に入りましたが、衛星の航法データの状況から好条件の時間帯を検討した結果、早朝6時に現地集合して直ちに観測開始となりました。観測期間中は雨に見舞われることはありませんでしたが、強風に悩まされ観測結果が気掛かりでしたが、三脚全てに土のうを設置したおかげで無事終了できました。
最後に解析作業となるわけですが、これが一番の難関でした。
GPSプロジェクトチームでの研修の知識を総動員し(年齢のせいか?かなり忘れていることも多かったです!)解析に取り組みました。各委員各自が解析し(○○委員はパソコンそのものが苦手でかなり苦戦しました?)計算結果を点検することにしました。何故か計算結果の末尾が1mm違う!え!なぜ?どうして??かなりの試行錯誤の末、一致した結果が得られ、何故違ったのかがやっと理解できました。
選点、埋標、観測、解析、会場の準備等、全ての作業を各委員の日程を調整しながらでしたので、かなり苦労しましたが今回の経験が次回に報われることを願っています。
最後になりましたが、研修会の講師を快く引き受けていただいたヤシマ測器店専務八島類様、平井敏之様、GPSプロジェクトチーム伊藤委員長、観測を手伝ってくれた岩沼、亘理管内の社員の皆様には多大なご協力をいただいたことに深く感謝を申し上げます。
仙台支所研修会 A班の皆さん
仙台支所研修会(解析)