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都市再生街区基本調査

チ-フ 鈴 木 洋 一

 我が国の都市を、文化と歴史を継承しつつ、豊かで快適な、さらに国際的にみて活力に満ちあふれた都市に再生し、将来の世代に「世界に誇れる都市」として受け継ぐことができるようにする。と言う小泉首相の一声で出来上がったのが都市再生基本方針です。
 「六本木ヒルズ」完成が境界確定のために数年遅れただけが原因ではなく、都市機能を根底から見直すことによって、地域の特性を生かした魅力のある街作りをして再生しようと言うことです。その際に一番最初の問題である地図の整備を促進することが目的の街区基本調査です。
 国交省が主体となり街区三角点・基準点の整備を行い、その下で都市再生機構が街区点測量を実施して現況図と公図を同一点で重ね合わせることにより、地籍調査の調査図素図として利用することを目的にしています。簡単に言うと公図を現況図に重ね合わせ、その中に街区点・既存の基準点・新設街区三角点・街区多角点をプロットしてそれらの管理番号・ID番号を書き込んで出来上がりです。結構簡単そうですが広さが問題なのです。資料集め(官公署の管理している各種台帳・基準点関係等)を仙台市内のDID地区内123平方キロ、街区点指示図作成がそのうち55平方キロです。街区点一点ごとに写真を撮影しその他の資料と共に各種フォ-マットにて納品しなければなりません。街区点指示図でA2サイズ700枚、写真に至っては3000枚以上にもなります。
 はじめ1平方キロというものの広さがピンときませんでした。17条地図作製のひより台と上野山を足して約1平方キロなので、その55倍の調査区域であること気づき愕然としました。しかし、やらなければならないのです。人数を集めれば可能ですが予算も少ないことから10数名の協力者を強制的にピックアップしました。当初は完成納品の形態も不明のままで、経験者も当然皆無、マニュアルに至っては今年の1月末に完成するというありさまで、試行錯誤の連続でした。やっと4月28日に青葉区28平方キロ・泉区12平方キロ・宮城野区6平方キロを納品し、残りの若林区+太白区9平方キロを調査中で5月20日に納品できるようにがんばっております。
 協力をしていただいた皆さんに感謝すると共に、我々が時間と労力を惜しまずに完成させた成果を有意義に利用されること切望いたします。